平成17年度大阪府商工会女性部代表
尾崎 智恵美さん(能勢町商工会女性部)
<女性部活動と地域振興・まちづくり 〜いつも笑顔で元気よく〜>
 こんにちは、大阪ブロック代表能勢町商工会女性部 尾崎智恵美と申します。宜しくお願いいたします。

 能勢町は大阪府の最北端に位置し、人口14,000人に満たない自然豊でのどかな町です。そんな町で活動している私たち女性部の少し自慢のできる、そしてとても楽しい活動をひとつご紹介させて頂きます。

 私たち女性部は、活動の活性化と会員相互の絆をより深めるため、ヨサコイソーランを取り入れることにしました。ヨサコイソーランはすでにみなさんご存知と思いますので、説明は差し控えさせて頂きますが、やってみるとこれがかなりハードできついものでした。練習を始めたころなどは、天使の顔した鬼コーチの声が飛んでくるんです。
 『手上がってへんで!足上がってないやんか!声出して!笑顔、笑顔!』
覚えるのが精一杯で声なんてでません、まして笑顔なんて出るわけもありません。出るのは愚痴ばかりで本当に踊りこなせるのかと思ったこともあります。
 しかし不思議なことに休憩時間になると皆元気で笑顔があふれ、大きな声がここかしこに聞こえてきます。そうなんです、楽しいんです。 仕事も主婦もこなしてからの夜の練習、飛んだりはねたりけっこう疲れるのに皆練習日が待ちどおしくて、銀行やお買い物途中に会員さんと出会っても『今度いつやろね』と話もはずみます。

 そして、そのヨサコイにデビューのときがやって来ました。能勢町郷土芸能保存会と商工会青年部が協賛で行う全町あげての夏祭り『よっほいせ』です。誰もが思っていたとおもいます。 たかが、おばさんたちの踊りや・・・と。
 ところがあにはからんや、真赤な長半纏にねじりハチマキすがたのおばさんたち登場に場内がよどめいたのが感じとれました。 おばさんたちは、格好だけではなく踊でも鳴子を手に勇ましい姿を披露しました。その年のよっほいせ祭りを盛り上げたのは、間違いなく女性部でした。

 青年部の人たちが語ってくれました。能勢町をこれからどうして行きたいか。
 少子化問題もさることながら結婚をすると能勢を離れる若者が多いなか、どんなふうに町お越しをしていくか、そのなかのひとつとして『よっほいせ』を盛り上げていきたい。
 子どもから大人までが参画でき、祭りの夜は車の規制をしていくつもの踊りの隊をつくる、能勢町民はもとより近隣地区からも大勢の人を集約できるイベントにして行きたい。
 遠くに出ている人が『今年も祭りがきた』と家族を連れ帰省を楽しみにする。
 今育っている子どもたちが自分たちの町に魅力をかんじ能勢に留まってくれれば、それもひとつの町おこしになる。と熱い言葉を聴くことができました。

 そして次の年バージョンアップした女性部は、ヨサコイサーランにつづき青い長半纏で踊る『拝啓道のうえから』という踊りも披露することができました。その勢いに感化された青年部は能勢で初めての打ち上げ花火を取り入れ、その年の祭りも大成功に終わりました。 その火付け役になれたことを嬉しく思っています。
 また親支部の方々からは、〔女の人が元気やと嬉しい、よーしもういっちょう頑張るかという気にさせられる〕と言ってもらえました。 それからはじめてヨサコイを披露して以来、地域のあちこちの催し物にも声がかかり、女性部でお役にたてるならばと沢山のイベントに参加させて頂いています。
 
 ふと気がついたのですが活動の活性化はもとより、会員相互の絆も知らぬうちに強いものとなっていました。今この踊り隊は〔商ダンサーズ〕と命名し、笑顔と元気を町のあちこちに配信しています。
 しかし商いの一端を担う女性としては、集まることだけに満足していては駄目だと自覚しなければなりません。この笑顔も元気も自分の商いに落とし込まない手はありません。

 『笑顔に経費はかかりません』

 今日もこれからも笑顔を絶やさず商売に励みたいとおもいます。
 
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