谷川 育子さん(豊能町商工会女性部)
<女性部活動と地域振興・まちづくり  〜ゴミ持ち帰り運動の推進に携わって〜>
    私の住む豊能町は大阪の北海道とも関西の軽井沢とも関西の軽井沢とも言われ大阪市内より1時間緑豊かな自然が残る静かな町であります。
    しかし平成10年世界一高濃度ダイオキシン汚染のため一躍有名になった町であります。
高濃度ダイオキシンが入ったドラムカン2300本が我々の地区の生活用水の源流地 初谷川に保管すると行政が発表したのであります。
えらいこっちゃ このままだまっていたら初谷川に決まってしまう。
私は商店会の皆さんに連絡を取り合い集まって頂きました。
色々な議論の末 初谷川高濃度ダイオキシン保管地反対の署名運動をすることになりました。
    人口3万人足らずの内2500人は振興住宅地2週間で目標3000人以上の署名を頂くことは大変なことであります。
1人づつ説明をし理解を得なければなりません。
連日午前様になりました。
    がんばってや と 励ましてくださる人 友人や家族は 商売人が この不景気な時期にそんな運動の先頭に立って何を考えてんねんと反対され、又推進派や賛成議員からは住民をあおりたて先導したと中傷と非難を浴びました。
確かにダイオキシン保管処理は町内のどこかでしなくてはなりません。
私はこの反対運動は自分達の地域にさえ出来なければいいと云うエゴではないだろうかと自責の念に悩みました。でも私達は黙っていられなかったのです。
初谷川は豊能町唯一の大阪自然公園指定地であり、今でも春になればメダカが泳ぎホタルが乱舞する。この大切な自然の宝物をどうしても守りたい。
    結果は5800人の署名を頂き行政に請願書としてださせていただきました。
初谷川高濃度ダイオキシン保管地反対は議会で議員賛成多数で採択されたのであります。
よかったとゆう安心感と 何故か割り切れない感情が入り乱れました。
    日本は高度成長をはたし世界の先進国に仲間入りをしましたが、贅沢のはてのダイオキシンの副産物・ 此の問題は行政の責任であってもまさしく私達が出したごみには間違いないのであります。
行政が掲げた めだそうごみ減量日本一 と書かれた垂れ幕がむなしく見えました。
反対だけの運動ではあまりにも無責任に終わってしまう。私達でなにかしよう。
ゴミを少しでも減らす運動をしよう。
    でも具体的に何から初めていいか余りにも問題が大きすぎて良い案がでません。
ダイオキシン風評被害で野菜も米も観光客も半分以下に落ち込み我々商売人は不景気と重なり閉店する店も出て参りました。
    商工会が行政に働きかけ、各種団体共催で、ダイオキシンを吹っ飛ばそうと云うタイトルで、大イベントを、能勢妙見山でする事になりました。沢山の人が能勢妙見山にこられる。この機会にゴミを減らす運動を始めよう。皆さんにゴミを持って帰って頂こう。自己責任の原則です。
誰でも自分のゴミを持ち帰るとなれば少ない方が良いのはあたりまえのことです。
私達は 自然はみんなの宝物 ゴミは各自持ち帰りください。と印刷した袋をつくりました。
    ゴミ持ち帰り運動の始まりです。
当日イベント会場にはゴミは、各自お持ち帰りくださいと書いた看板を立て 参加された各種団体にも、ゴミ持ち帰り袋を提供し協力をよびかけました。
このイベントは大きくテレビ 新聞等に報道されました。
我々各店も無駄な包装やパックを出来るだけ使わない事を申しあわせ、地域のスーパにも協力をしていただきました。
    一昨年商工会主催第一回商工フェスタが開催されました。
女性部は屋台村担当です。総数45 業種も飲み物からうどん、丼、カレーに至るまでさまざまです。私達はゴミを少なくするため会場内での食器はすべて各学校の給食の器をお借りしゴミ箱設置もすくなくしました。イベントにもゴミについてのクイズをみんなが参加出来る楽しくおもしろい内容にし イベントを盛り上げました。
    来客数3500人 残ったゴミ300キロ ゴミ袋にして20 まあまあの成果だと満足しました。やれば出来ると自信が沸いてきました。それからは各団体が催し物やイベントを開催される時は ゴミ持ち帰り袋を提供し協力をよびかけました。
    不思議なものでだんだん運動が広がってゆきました。私達の願いが伝わったのでしょうか。
    昨年11月第2回商工フェスタ開催。
ゴミ持ち帰り運動を始めて3年 節目の年であります。
私達は思いきってゴミ設置箱0を提供致しましたが、実行委員会から 会場がゴミだらけになることや、後始末が大変であることで反対の意見がだされました。
私達は自信と不安をかかえながらゴミ箱設置0を実行しました。
    会場入り口は勿論持ち帰り袋を持って巡回しながらお客様共コミュニケーションを計る良い機会であります。世間話から始まって運動の趣旨をつたへる。皆さん賛同してくださいます。
家から食器まで持ってくる子供達がいて感動です。
3時30分閉会 後かたづけが始まりテント、机、椅子、が撤去されていきます。でもゴミはみあたりません。誰ともなくバンザイが沸きおこりました。
やった!!満足感とうれしさで涙がこぼれました。
    長かった3年 あっと云う間の3年 自然はみんなの宝物
私達豊能町商工会女性部はゴミ持ち帰り運動を広く長くを目標に頑張ります。
どうか 皆様のご協力をご声援宜しくお願いいたします。
 
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